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2月4日 じつは、才能とは関係のないところで差がつくのだ

おはようであります。

ゴールデン・ウィークに突入したとしよう

 新入社員、新入生、フレッシュマンのみなさんは、新しい環境での生活もひと月が過ぎたことになる。

 慣れない環境や厳しい雰囲気に、「こんなはずではなかった」とショックを受けている人もいるのではないかと思う。

 また、いきなりさまざまなことを要求されて、自分の才能を疑ったり、これからのことを心配している人もいるだろう。

 「5月病」なんて言葉もある。

 「5月病」=慣れない環境の中でストレスが溜(た)まり神経症的な状態になる……なんていうのが一般的な意味だろうか。

 一方で、そんな状態とは、まったく無関係。

 ゴールデンウィークもウキウキしながら連休を楽しんでいる新人もいることだろう。それはそれで頼もしい。

 5月病には、気候の要素も関係しているという話を聞いたことがある。

 寒かったり暑かったり、この時期の寒暖の変化が、精神的に不安定になる遠因になっているというのだ。

 確かにそうした天候要素は実感する。

 52歳のオールドボーイも、久しぶりのゴルフが雨で流れたり、最高の晴天に一日中原稿を書いていたりすると、さすがにストレスが溜まる。

 そして、それよりもなによりも冬なのか夏なのかはっきりしない連日の天気に、幼虫から脱皮したものの動けないさなぎのような気分になってくる。



5月になると練習が急に厳しくなるというのは、体育会的5月病の理由だ。

 まじめな話、練習を厳しくしてついて来れない部員を篩(ふる)いにかけるなんていうこともある。それはもちろん目指すレベルにもよりけりだが、高校や大学のトップチームでは、練習が本格化するこの時期に遊び半分の連中が辞めていく。自分自身の学生時代を振り返っても、このくらいの時期から練習について行けなくなる仲間がいた。

 ただし、そこで問われているのは才能の問題ではなくて、やる気の有無、覚悟のあるなしということなのだろう。

どうすれば生き残れるか?

 早稲田大学から千葉ロッテに入団、横浜、NYメッツで活躍した小宮山悟投手の書いた『成功をつかむ24時間の使い方』(ぴあ)という本が面白い。

 冒頭、彼は自分自身にこんな問いを立てる。

 「どうすればプロ野球で生き残れるのか?」

 残念ながら、僕の野球の才能は天才や怪物に比べると豊かなものではありません。むしろ、乏しいと言ったほうがいいくらい。(略)

 でも、何か方法はあるはずだと考えました。「才能は誰にでもあるわけではないけれど、時間は平等にみんなに与えられている」と気がついたのです。(略)

 僕は24時間をすべて、野球に注ぎ込むことに決めました。

(小宮山 悟著『成功をつかむ24時間の使い方』より)

 そして始まるさまざまなことへの興味と分析。

 悩んだり、迷ったり、苦しんだり……。

 答えなんかすぐに出ない。

 しかし、徹底的に悩むことでやれることが絞られてくる。

 そしてつかんだ小宮山氏らしい答えと対処法。

 野球好きにはたまらない具体的な事例は、本書でお楽しみいただきたい。
特に、イチローをどう抑えるかなんて話は、秀逸だ。



 現役時代の小宮山投手で印象に残るのは、彼の「究極の騙(だま)し投法」だ。

 ピッチャーは、直球を投げるときに声を出す人がいる。

 「オリャー」とか「ウォー」とか。

 気持を前面に出す投手は、意図的に声を出して、それを売りにしていたりすることもある。

 ただ、どちらにしても直球を全力で投げるときにしか声は出ない。

 それが一般的な常識であり生理でもある。

 これを小宮山投手は、逆手に取る。

 変化球を投げるときに、それがあたかも直球のように声を出して「オリャー」と全力を装って緩い変化球を投げてくるのだ。

 バッターが、直球だと思いきや、びっくりするくらい遅い球。

 あっけにとられて、思わず見逃してしまう……。

 声とフォームによる騙しの投球。

 それはもう、ある意味マンガの世界。見ていても笑わずにはいられないほど楽しいピッチングだった。

 これについても、誕生の秘話が本書に出てくる。

疑問や好奇心を持たない人間は伸びない
 まだまだ彼について紹介したい逸話はあるが、今回小宮山氏の本を取り上げたのは、野球好きのためにではない。

 結びに近い一節で、彼はこんなことを言っている。

 プロ野球でいろいろな選手を見てきたけれど、「なぜだろう?」という疑問や好奇心を持たない人間は絶対に伸びない。不思議がることが大切。疑問を解決するためにあれこれ考え、いろいろなことを試してみる。そういう気持がある人間は、あるとき、飛躍的に伸びる。もし僕に「なぜ」がなかったら、こんなに長くプロ野球の世界で生き残ることなどできなかった。(略)

 「才能とは関係のないところで差がつくことが多いなあ」というのが、プロの世界で20年間生きてきた僕の感想。

(小宮山 悟著『成功をつかむ24時間の使い方』より)

 これは、野球選手だけでなく、あらゆる分野で活躍を目指す人たちへのエールなんだと思う。

 5月のこの時期に悩んでいる人は、成長への通過儀礼だと軽く考えた方がいい。

 いや、「これでいいのか?」と真剣に悩んでいる人ほど、小宮山氏の言うところの飛躍的に伸びるチャンスがある。

 もちろん、「やる気が出ない! 元気がない!」という5月病的な状態と「なぜだろう?」という仕事に対する疑問では、悩みの意味が違う。

 しかし、その状態が幼虫レベルだろうがさなぎレベルだろうが、成虫となって羽ばたくための過程であることに変わりはない。

 どんなことであれ、悩む体質や考えるクセが大切だと、小宮山氏は言っている。

 もちろん才能にあふれ、大股で闊歩(かっぽ)する人は、がんがん先を急げばいい。

 ただし、注目すべきは、小宮山氏の最後のツイッター的つぶやきだ。

 「才能とは関係のないところで差がつくことが多いなあ」

 それぞれの分野で成功を収めている多くの先輩諸氏は、才能への魅力を知りながらも、この言葉の現実を実感されているのではないかと思う。

世渡りのうまさや、要領の良さみたいなことではない。

 真剣とか、情熱とか、一生懸命とか、愚直とか、継続とか、ウサギとカメの寓話で言えばカメ的なアプローチの持つパワーについてだ。

 最後は、それがものを言うときがある。

 いや、一般の仕事では、断然そちらのほうにウエイトがある。

 偉そうに訓話をたれるつもりはない。

 当方も相変わらずの、自転車操業の身の上だ。

 ただ、若い人たちに言いたいのは5月病的な悩みも、必要不可欠な停滞だというくらいに考えてほしいということ。

 いつも全力で直球だけを投げる必要はない。

 元気のないときは、小宮山氏のようにやる気まんまんで「オリャー」と全力を装いながらも、緩い変化球で騙すのもありなんだと思う。

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